自分でやるSEO、必ずやるべき17の対策

検索上位を狙うなら、内部SEO対策は必ず行いましょう

もし自分のサイトをGoogle検索の上位に表示させようと思うのなら、SEO対策は必ず行わなければなりません。

そして、そのSEO対策の中でも最も重要とされる内部SEO対策について、順を追って説明して行きたいと思います。


内部SEO対策を始める前に、ウェブマスターツールに登録しておきましょう

内部SEO対策を始める前の大前提として、最初にGoogleウェブマスターツールに自分のサイトを登録しておきましょう。

>> Googleウェブマスターツール

Googleウェブマスターツールでは主に次のようなことができます。

  • サイトを効率良くインデックスさせることができる
  • 検索結果にどれだけ表示されているか分かる
  • ユーザーがどのような検索キーワードでサイトに訪れているか分かる
  • 被リンク数などが分かる
  • その他、サイトの重要な問題が分かる
  • サイト内のリンクエラー(クローラーエラー)を確認できる

要するに、私も含めWebサイトの管理者全てが、最も効率良くSEO対策を行うための機能がウェブマスターツールには揃っているのです。

内部SEO対策は順番を守って行うことが大事です

内部SEO対策は次の大きな3つに分けることができます。

  1. クローラー向け対策
  2. 検索アルゴリズム向け対策
  3. その他対策

優先度もこの順番の通りで、まず最初にクローラー向けの対策を、次に検索アルゴリズム向けの対策を、そして最後にその他の対策を行うようにしましょう。

この順番を間違うと、かかった手間の割にあまりSEO効果が得られないといったこともありますので、必ずこの順番の通りに行うようにしてくださいね。

1. クローラー向けの内部SEO対策

それでは、まずはクローラー向けの内部SEO対策を行いましょう。

  1. xmlサイトマップをウェブマスターツールに送信する
  2. ページ階層の最適化
  3. パンくずリストを設定する
  4. サイトメニューはテキストリンクにする
  5. 内部リンクのアンカーテキストの最適化
  6. 外部リンク(発リンク)の最適化
  7. クロールが不要なページをrobots.txtで指定する

ちなみにクローラーとは、インターネット上を周期的に巡回し、サイトの情報を集めて回るロボット(プログラム)のことです。

クローラー向けに内部SEO対策を行うことで、主にサイトのインデックス効率が上がったり、不本意なマイナス評価を受けているページを改善したりすることができます。

1-1. xmlサイトマップをウェブマスターツールに送信する

上述したGoogleウェブマスターツールに、自分のサイトのxmlサイトマップを送信しておきましょう。

これをすることで、クローラーが効率良く自分のサイトを巡回してくれるようになります。

公開したばかりのサイトや、外部からの被リンクが少ないサイトでは、このxmlサイトマップの送信はとても大事な内部SEO対策となりますので、必ず行うようにしましょう。

1-2. ページ階層の最適化

サイト内のページ階層を下図のようなイメージで最適化しましょう。

内部SEO対策 サイトの構造

目安としては、トップページからサイト内の全てのページに2クリック以内で行けるような階層構造にしましょう。

というのも、クローラーというのはサイト内のリンクを巡回している内に、途中で飽きて帰ってしまうことがあるのですね。

するとサイトの奥深くにあるようなページは中々クローラーに巡回してもらえないことになります。

クローラーに巡回してもらえないということはインデックスに登録されないということで、つまりどれだけがんばって記事を書いても検索結果に上がってこないということです。

一部では、クローラーの巡回数が多ければ多いほどサイト全体の検索順位も改善するという報告もあるため、ページ階層の最適化は必ず行うようにしましょう。

1-3. パンくずリストを設置する

パンくずリストを設置すると、クローラーがサイトの階層を認識しやすくなるため、より効率良くクローラーが巡回できるようになると言われています。

インパクトは少ないですが、ユーザビリティも向上するので設置するようにしましょう。

1-4. サイトメニューはテキストリンクにする

サイト内のメニューリンクを画像で設定している方は多いのですが、SEO的には画像リンクよりもテキストリンクの方が好まれる傾向にあります。

何故なら、クローラーは人間と違って画像を見ただけではその画像が何を意味しているのか理解できないからです。

例えば次のような画像があったとして、我々人間はそれが何かしらの「メニュー」であることが理解できるでしょう。

メニューボタン

しかしクローラーにとってこの画像は単なる0と1のデータの集まりとしか見えないため、それが「メニュー」を意味しているということが理解できないのです。

ですので、人間もクローラーも両方が理解できるテキストリンクを使うことが、SEO的には最善とされています。

1-5. 内部リンクのアンカーテキストの最適化

テキストリンクのアンカーテキストですが、「こちら」や「前回の記事」などといったテキストはなるべく避けるようにしましょう。

文章としておかしくなってしまう場合は仕方ありませんが、基本的にアンカーテキストでは次の条件を満たすことを推奨されています。

  • 簡潔な文章であること
  • リンク先のページの内容が分かること
  • テキストリンクであることが分かること(CSSやHTMLの問題)

ちなみに、最適化された内部リンクを文章中に紛れ込ませようとすると中々難しいのですが、以下のように明らかにリンクだと分かるように区切ってしまえば意外と違和感無く内部リンクを記事中に設置することができますよ。

>> レンタルサーバーおすすめ比較 トップページ

1-6. 外部リンク(発リンク)の最適化

こちらも内部リンクと同様に、アンカーテキストを最適化するようにしましょう。

その他、次の点に注意するようにしてください。

  • リンク切れが無いようにする
  • 関係の無いサイトやスパムサイトなどへのリンクには「rel=”nofollow”」属性を付ける

例えば、ニュース系のサイトはある程度時間が経つとページ自体が削除されてしまうことがあります。

ページが削除されたのに、そのページへのリンクを貼っておくというのは、ユーザーにとってもクローラーにとっても親切ではありませんよね?

ですので、リンク切れには十分に注意するようにしましょう。

また、Webサイトを運営していると、自分のサイトと全く関係の無いサイトや、何かしらの理由(ユーザーに対する警告など)でスパムサイトなどペナルティを受けていそうなサイトへのリンクを貼らなければならない場合もあると思います。

この時、リンクに「rel=”nofollow”」属性を付けることで、自分のサイトの評価をリンク先のサイトに渡さずに済むことができます。

簡単に言えば、自分が信頼していないサイトへのリンクには、全て「rel=”nofollow”」を付けてしまって良いということです。

1-7. クロールが不要なページをrobots.txtで指定する

Webサイトには、クローラーが巡回しなくても良いページが少なからずあると思います。(※管理者用のログインページなど。)

こういったページにクローラーが巡回してくるのは完全な無駄となりますので、robots.txtを編集してクローラーに詳細な指示を送るようにしましょう。

基本的にクローラーはこのrobots.txtの指示に従って動きますので、無駄を省くことでクロールの効率を上げることができます。

2. 検索アルゴリズム向けの内部SEO対策

次に検索アルゴリズムに向けた内部SEO対策を行いましょう。

  1. タイトルは32文字以内にする
  2. 1ページ内のターゲットキーワードは3つまでにする
  3. 1ページ内の単語数を800個以上にする
  4. descriptionメタタグの最適化
  5. 見出しタグの最適化
  6. 画像タグの最適化
  7. HTML文法の最適化
  8. スマートフォン向け表示に対応する

ここでは主にサイトのコンテンツを改善、最適化していく作業となります。

検索アルゴリズム向けの内部SEO対策を行えば、ページ毎の評価やサイト自体の評価が上がり、結果として検索上位に表示されやすくなるでしょう。

2-1. タイトルは32文字以内にする

記事に付けるタイトルは最大でも32文字を超えないようにしましょう。

これは何故かと言いますと、Googleの検索画面に表示される文字の最大数が大体全角32文字までとなっているからです。

32文字を過ぎた文字は省略されてしまうため、ユーザーの目には見えず意味の無いものになってしまいます。

ですので、内部SEO対策ではページのタイトルを32文字以内に収めることが推奨されています。

2-2. 1ページ内のターゲットキーワードは3つまでにする

ロングテールSEO」の記事でも説明しましたが、ターゲットキーワードを決めて記事を書くことはとても大事です。

ターゲットキーワードを意識して記事を書けば、検索エンジンも「この記事(ページ)は○○について書かれている」と理解しやすいため、検索順位が上がりやすくなります。

ただしキーワードの数が多すぎると記事としてまとまりが無くなってしまいSEO的にも逆効果ですので、1ページ内のターゲットキーワードは最大で3つまでにしておきましょう。

2-3. 1ページ内の単語数を800個以上にする

単語数と書きましたが、要は文章量のことだと思ってください。

基本的に検索エンジンはコンテンツ量の多いサイトやページを好みます。

そして、検索エンジンがそのページのコンテンツ量を「多い」と判断するラインがこの「単語数800個」だと思ってください。

単語数については、SEOチェキ!というサイトのキーワード出現頻度チェックを行うと調べることができますので、ぜひ一度自分のサイトの単語数を調べてみてください。

>> SEOチェキ! キーワード出現頻度チェック

SEOチェキ!

2-4. descriptionメタタグの最適化

descriptionメタタグとは、検索エンジンにそのページの概要を伝えることができるHTMLのヘッダー要素の1つです。

descriptionメタタグに記載された内容はGoogleがスニペット(下図参照)として利用する可能性があります。

内部SEO対策 descriptionメタタグ

ですので各ページ毎にしっかりと設定しておくと良いでしょう。

ただし、異なるページのdescriptionメタタグ内の記載を全く同じにしてしまうと、それは重複するコンテンツだとGoogleウェブマスターツールから怒られてしまいますので、設定する時は各ページ毎に異なる内容となるように注意しましょう。

2-5. 見出しタグの最適化

見出しタグ(<h1>~<h6>)というのは、文書に見出しを付けて、その文書の構造を分かりやすくクローラーや検索エンジンに伝えるためのタグです。

文書における見出しというのはつまり段落の始まりであり、通常その段落の主題(テーマ)が簡潔に記載されます。

そして検索エンジンは文書中の主なテーマを重要視する傾向にあります。

つまり、見出しタグにその記事のテーマとなるキーワードを散りばめておくと、より検索エンジンに評価されやすい記事になるでしょう。

また、見出しの順番にも気をつけるべきで、通常見出しとは次の図のような構造でなければなりません。

内部SEO対策 見出しタグの付け方

この2点に気をつけて、見出しタグを最適化しましょう。

2-6. 画像タグの最適化

画像タグ(<img>)を使うとページ上に画像を表示することができます。

この時、alt属性を使用して画像タグに名前を付けるようにしましょう。

何故なら、上述した通りクローラーや検索エンジンというのは所詮ロボットなので、画像というデータの塊を完璧に理解することができないのですね。

ですが、その画像に名札が付いていれば、彼らロボットもその画像がどういったものなのか理解することができます。

この名札に当たるのが、<img>タグのalt属性なのです。

2-7. HTML文法の最適化

見出しタグや画像タグの最適化の他にも、HTMLにはとても多くの定められた文法があります。

多少文法が間違っていても問題なく表示はできるので人間の目には違いが分からないのですが、Googleはより正しいHTML文書を書くことを推奨しています。

ですので、やはり対策しておくに越したことはありません。

ちなみに以下のサイトにURLを入力すると、そのページの文法が正しいか間違っているか採点してくれますよ。

>> Another HTML-lint gateway (日本語のサイトです)

全てのページで、大体40点~60点ぐらいが取れれば内部SEO対策としては合格点でしょう。

2-8. スマートフォン向け表示に対応する

世界的にスマートフォンが普及してきたことにより、スマートフォン向け表示に対応することが義務だと言われるようになってきました。

Googleの検索アルゴリズムも、スマートフォン表示に対応しているページを優先して検索上位に表示すると明言しているため、もし現在の自分のサイトがスマートフォン表示に非対応でしたら、直ちに対応できるように修正しましょう。

もちろん当サイトもスマートフォン表示にはばっちり対応済みです。

3. その他の内部SEO対策

最後に、その他の内部SEO対策として、主にユーザー(人間)に対して親切になるようにサイトを設計しましょう。

  1. HTMLサイトマップを作る
  2. 役に立つ404ページを作る

これらの対策を行うことでサイトのユーザビリティが向上し、結果としてソーシャルネットワーク上でシェアされたり、口コミなどで新規ユーザーを獲得できたりするでしょう。

3-1. HTMLサイトマップを作る

上述したxmlサイトマップとは違い、こちらは本当にユーザーに見てもらうサイトマップのことです。

以下のページのように、そのサイトのコンテンツが一覧形式で分かりやすく載っているものを、一般的にサイトマップと言います。

>> レンタルサーバーおすすめ比較 サイトマップ

サイトマップがあると、初めて自分のサイトに訪れたユーザーが迷子になりにくいため、よりユーザーにとって親切な作りのサイトとなるでしょう。

3-2. 役に立つ404ページを作る

また、ユーザーは様々な方法で自分のサイトにアクセスしてくることが考えられます。(※例えば、URLを手入力で行うユーザーというのは、思ったよりも多く存在しています。)

そして時には、サイトに存在しないページ(URL)にアクセスしてくることがあります。

この時、単純に「お探しの記事は見つかりません」とだけ表示するよりも、サイトのトップページや人気のあるページへのリンクなどを設置しておくとユーザーにとって親切かもしれません。

細かい部分ではありますが、こういった対策を行うとより多くのユーザーを自分のサイトのファンにすることができるでしょう。

これらの手間を5分で終わらせたいのなら・・・

もしも今、皆さんがWordPressでサイトを作っているのでしたら、内部SEO対策が既に施されたSEO専用テンプレート「賢威」の利用を考えてみてはいかがでしょうか。

当サイトもこの「賢威」を利用しているのですが、初期状態から既に内部SEO対策がほぼ完璧に施されているため、内部SEO対策に必要となる労力を最小限に抑えることができます。

そしてその分、サイトのコンテンツを充実させたり外部に向けて宣伝をしたりなど、内部SEO以外の活動に労力を割くことができるのです。

金額的にはけして安くないSEO専用テンプレート「賢威」ですが、本気でサイトを運営して行こうと考えているのでしたら必須のアイテムだと私は思います。

ぜひ検討してみてくださいね。

>> SEO専用テンプレート「賢威」公式ページ

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