アフィリエイトのやり方解説 ~共通作業~

なぜアフィリエイトサイトの設計をする必要があるのか?

アフィリエイトを成功させるためには、まず成功するだけの理由があるサイトを作らなければいけません。

そしてアフィリエイトが成功する理由とは、ずばりサイトへのアクセス数の多さとユーザーのニーズの高さです。

サイトへのアクセス数が多ければそれだけ販売のチャンスが生まれますし、ユーザーのニーズが高ければそれだけ成約率が高くなり、結果として成果に結びつき易くなります。

ちなみに、アクセス数とニーズの高さは次のような関係にあります。

アクセス数とニーズの関係

例えば、Yahoo!JAPANのようにより多くのニュースを日々更新するようなポータルサイトを作ることができれば、そのアフィリエイトはきっと成功することでしょう。

また、何か1つのジャンルに特化した専門色の強いサイトを作ることができれば、お客さんとなるユーザーの総数はポータルサイトに比べて減りますが、代わりに一人一人のニーズが高くなるため、やはりアフィリエイトは成功します。

そしてもし、アクセス数もニーズも十分にあるサイトを作れたとしたら、上に書いた通り2つの相乗効果によってそのアフィリエイトサイトは大成功を収めることでしょう。

こういった成功するだけの理由があるサイトを作るために、サイトの設計をする必要があるのです。

アフィリエイトサイトの設計作業

アフィリエイトサイトの設計と一言で言っても、具体的に何をすれば良いのか分かりませんよね。

ですので、私が実際にやっているやり方を説明・解説したいと思います。

※以前の記事「実際のアフィリエイト作業の流れ」を読んでいない方は、先にそちらを読んでから以下を読むようにしてください。

まず、アフィリエイトサイトの設計は次のような順番で行います。

  • テーマ(商材)を決める
  • ライバルサイトを見つけ、サイト作りの参考にする
  • 自分のサイトの記事カテゴリー、タイトル、及びサイトレイアウトなどを決める

これらについて、一つ一つ解説しましょう。

アフィリエイトサイトの設計作業① テーマ(商材)を決める

まず、サイトのテーマを決めなければいけません。

もしも、記事を書く作業ができる人が何人もいるのであれば、テーマを決めずにオールジャンル的なサイトを作っても構わないのですが、大抵の場合は自分一人で記事を書くことになると思います。

ですので、個人でアフィリエイトをやる場合は、テーマを絞った専門的なサイトを作ってニーズが高いユーザーを狙い撃ちにした方が成果が出やすいです。

そうすると、自ずと「サイトのテーマ=アフィリエイト商材」という図式が出来上がると思います。

この時、次の点に注意しながらテーマを決める必要があります。

  • テーマが絞りきれているか
  • そのテーマ(商材)の単価が安すぎないか

順番に説明して行きましょう。

テーマが絞りきれているか

例えば、野球もサッカーも同じスポーツですが、野球をやる人は多分サッカー用品にはあまり興味がありませんし、サッカーをやる人はやはり野球用品には興味がないでしょうね?

なので、もし今あなたが野球用品を売ろうとするのなら、サイトのテーマは「野球について解説するサイト」のように絞らなければなりません。

不慣れな初心者の内にやりがちな失敗は、野球用品を売りたいと思いつつも、「○○が解説するスポーツブログ」みたいな大きな括りのタイトルを付けてしまうといったものです。

このようにしてしまうと、スポーツ全般にニーズが高いユーザーを囲い込むことができますが、逆に野球にだけ突出してニーズが高いユーザーを取り逃してしまう可能性が非常に高いです。

野球用品を売りたいのに、野球に対してニーズが高いユーザーを取り逃してしまっては、それは損失ですよね?

ですので、テーマの絞り方には細心の注意を払う必要があります。

そのテーマ(商材)の単価が安すぎないか

また、テーマを上手く絞れたとしても、そのテーマの商材の単価が安すぎては、満足するアフィリエイト成果は得られにくいでしょう。

冒頭でも書いたように、テーマが限定された専門色の強いサイトを作ると、一人一人のニーズが高く成約率が上がりますが、代わりにトータルでのアクセス数は落ちる傾向にあります。

仮に成約率が100%だったとしても、ひと月の合計アクセス数が10人しかいなければ、商品は10個しか売れないのです。

その月に10個しか売れない商品の単価が1個100円だったとしたなら、ひと月の売上はたったの1000円ということになってしまいます。

これではアフィリエイトをやる意味を見出だせませんよね?

ですので、できることなら1回の成約で1000円以上獲得できるような高単価の商材を探し、サイトのテーマとしましょう。

※高単価のアフィリエイト商材については「おすすめASPと高単価ジャンルで3倍稼げるアフィリエイト!」にて一部紹介しています。

アフィリエイトサイトの設計作業② ライバルサイトを見つけ、サイト作りの参考にする

サイトのテーマと商材が決まったら、同じようなテーマのサイトや同じ商材を取り扱っているサイトを探し、自分のサイト作りの参考にしましょう。

この時、私がいつも参考にするのは次の点です。

  • サイトのデザイン、レイアウト
  • 記事のカテゴリーの種類
  • 記事のタイトルの付け方

要は、今ある競合ライバルサイトよりもユーザーにとって価値のあるサイトにすれば、必ずアフィリエイトは成功します。

そしてユーザーにとってのサイトの価値とは「見やすさ、読みやすさ」と「記事の内容」です。

ですので、上の3つのポイントを私は参考にするようにしています。

アフィリエイトは後発組が有利!?

話は少し逸れますが、アフィリエイトというと先にやっている人ほど稼げて、後から来た人には美味しいところが残っていないため稼げない、といったイメージがあるかもしれません。

でも実は後発組の方が、先発組に比べて少ない労力で大きく稼げるチャンスがあるんです。

というのも、一番最初にアフィリエイトサイトを作った人は参考にするべきものが無かったため、全て自分の想像力でサイトの設計をしなければなりませんでした。

なので、試行錯誤をする中で、恐らく半分以上の試みが成果に結びつかず、多くの時間と労力を無駄にしたことでしょう。

しかし我々のような後発組は、そういった先駆者たちのサイトを参考にできるため、サイト作りにかかる労力も少なく、またサイトの質も高くしやすいというメリットがあります。

そして現在のアフィリエイトは、Googleの検索エンジンの度重なる改善・アップデートにより、よりサイトの品質が要求されるものに変わって来ています。

ですから、アフィリエイトは後発組が断然有利なんです。

アフィリエイトサイトの設計作業③ 自分のサイトの記事カテゴリー、タイトル、及びサイトレイアウトなどを決める

ライバルサイトを参考に、自分のサイトの記事カテゴリー、記事タイトル、及びサイトのデザインなどを決めていきましょう。

この時の優先順位は「カテゴリー > タイトル > デザイン」です。

サイト作りが上手くなってくると、カテゴリーとデザインをリンクして考えるようにもなるのですが、慣れない内は上記のような優先順位で考えるようにしましょう。

例えば、これはこのサイトを作ろうとした時の記事カテゴリーとタイトルの案です。(クリックすると大きいサイズで開きます)

記事カテゴリー案

このように私は、エクセルを使ってカテゴリーとタイトルを整理してメモしておくようにしているのですが、大体1つのカテゴリーで記事が5~10個ぐらい書けるような設計を心掛けています。

そうすると、カテゴリーを10個作れば、記事が50~100個ぐらい書ける計算になりますよね。

記事数=サイトの品質ではありませんが、やはりある程度情報量が多いサイトはユーザーから良い評価をされやすい傾向にあります。

それに記事数が多ければ、それだけ多くのユーザーが検索から飛んできてくれる可能性が生まれますから、やはり記事数は多いに越したことはありません。

さらには、記事タイトルもここである程度決めてしまいましょう。

少なくとも、サイトのメインコンテンツとなるカテゴリーの記事タイトルはこの時点で全て決めるようにしてください。

そうすれば後は記事を書くだけですから、タイトルを決めるのに頭を使ったり、カテゴリーを増やすのにライバルサイトを見て回ったりといった余計な労力をかけずに済みます。

私の感覚としては、この作業で100記事分のタイトルを出すことができたのなら、そのアフィリエイトサイトは毎日一定以上のアクセスを集められるサイトになると思っています。

設計作業にかかる時間と日数、そしてその価値とは

なお、これらのアフィリエイトサイトの設計にかかる時間・日数は、毎日2時間ほどを作業に充てたとしても1週間以上かかります。

サラリーマンのように日々社会に出て働いている方は、もしかしたらそれ以上かかるかもしれません。

ただ逆に言えば、この作業にはそれだけの時間と日数をかけるだけの価値がありますし、この作業をしっかりとできるのであれば、アフィリエイトはすでに50%以上成功しているとも言えます。

このような設計の作業は、エンジニアのようなものづくりの業界の中では「上流工程」と呼ばれていて、専門の勉強や経験を積んだベテランエンジニアにしか任せてもらえない類のものです。

ですので、経験が少ない最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、その分、悩んだ時間や努力した時間は必ずお金になって返って来ます。

成功を信じて、まずはひたすら考えぬいてみてください。

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