メールアドレスをブログやホームページに載せる時の注意点
そのメールアドレスはあなたの大切な個人情報です
自分のブログやホームページに問い合わせ窓口を設置したい時、多くの方が自分のメールアドレスをそのままサイトに掲載してしまいがちです。
しかし、この掲載方法って実は結構危険なんです。
何故なら、インターネット上にはこういった無防備なメールアドレスを収集して回る業者がいて、そうやって集めたメールアドレスを他の迷惑メール業者に売りつけたり、そのまま自分で大量の迷惑メールを送りつけたりしているからです。
つまり、もし今皆さんが自分のメールアドレスをブログやホームページ上に掲載しているとすると、それはメールアドレスという自分の個人情報を無防備な状態で晒しているのと同じなんです。
迷惑メール業者からメールアドレスを守る方法
そういったメールアドレス回収業者や迷惑メール業者から自分のメールアドレスを守りつつ、普通のユーザーのための問い合わせ窓口を設置する方法がいくつかあるのでご紹介します。
- メールフォームを用意する
- 「@」だけを全角文字にする
- 「@」を他の文字に置き換える
- メールアドレスを画像にする
- メールアドレスをエンティティ化する
メールフォームを用意する
一番手っ取り早く確実なのは、メールフォームを用意することです。
WordPressを使っているのであれば、「Contact Form 7」と「Really Simple CAPTCHA」の組み合わせで、当サイトの問い合わせページのようなメールフォームが簡単に作れます。
無料ブログサービスなどでも「メールフォーム 無料」のように検索をかければ、便利なサービスがいくらでも出てきますよ。
個人的に、このメールフォームを用意する方法が一番おすすめだと思っています。
「@」だけを全角文字にする
よくある手法ですが、メールアドレスの「@」の部分だけを全角文字にしてしまう方法です。
つまり・・・
info@example.com
↓↓↓
info@example.com
のようにしてしまうことですね。(※ブラウザ上だと分かりづらいですが、メモ帳などにコピペしてみると分かると思います。)
これだけでも大分効果はあります。
「@」を他の文字に置き換える
こちらもよくある手法で、メールアドレスの「@」の部分だけを他の文字に置き換えてしまう方法です。
例えば・・・
info@example.com
↓↓↓
info★example.com
のようにして、注意書きに「お問い合わせは★を@に変えてお願いします」と書いておくことです。
ただこの方法は、インターネットに慣れていない人だと理解できない可能性があるので注意ですね。
メールアドレスを画像にする
実はメールアドレス回収業者は文字のデータしか扱っていないため、メールアドレスを以下のように画像にしてしまうだけで対策ができます。
しかしこの方法、セキュリティ的には堅くて良いのですが、ユーザーが画像を見ながら文字を手入力しなければならないため、打ち間違い(タイプミス)が発生しやすいです。
上記のような単純なメールアドレスなら良いのですが、比較的長めのメールアドレスだった場合は別の方法を取ったほうが親切かもしれません。
メールアドレスをエンティティ化する
メールアドレスをHTMLに書き込む際に、文字列をエンティティ化させてしまうという手もあります。
上記画像のように、元のメールアドレスの文字列を全く別の文字列に変えてしまうことで、メールアドレス回収業者の目を欺こうという方法です。
エンティティ化してもブラウザからは普通に元のメールアドレスが見れますし、パッと見はおすすめの方法なのですが、エンティティ化は暗号化とは違うため、高度なロボットを使っている業者には効果が無いかもしれない点が難点ですね。
おすすめの方法は結局・・・?
とまぁ、いくつかの方法をご紹介してきましたが、結局おすすめなのはメールフォームを用意することだと思います。
私はこのサイトの他にいくつかのサイトを持っていますが、自分のメールアドレスを直接掲載していないことで、何かしらの不利益が発生したことは一度もありません。
もちろん問い合わせにはきちんと対応しますし、その時は自分のメールアドレスが相手に分かる形で返信をします。
ですので、特に理由が無いのであれば、これからは問い合わせ窓口の設置にはメールフォームを利用した方が良いと思いますよ。