専用サーバーとVPSとクラウドサーバーの違い

専用サーバー、VPS、クラウド、一体何が違う?

レンタルサーバーを借りようとした時に、ふと目に付く「専用サーバー」やら「VPS」やら「クラウド」といった単語。

どうやらレンタルサーバー(共用サーバー)とは別プランらしく、しかも料金も高いことからレンタルサーバーよりグレードの高いサービスなのだろうとは思いますよね。

でも、これらの違いが何かと言われると、上手く説明できる自信はありませんよね。

そこで本記事では、これらの違いを分かりやすく簡単に説明したいと思います。


各種サーバープランの違いとは

それでは早速、レンタルサーバーと専用サーバーとVPS、そしてクラウドサーバーの4つのサーバープランの違いについて順番に解説して行きます。

レンタルサーバー(共用サーバー)

個人向けから法人向けまで、幅広く知られているのがこの共用サーバープランですね。いわゆる普通のレンタルサーバーです。

これは、1台のマシンを複数人(他のレンタルサーバー利用者と)で共有、共用して使うプランです。

安価で借りられる分とても手軽ですが、root権限などは付与されないのでOSの設定変更などはできず、利用範囲に限りがあります。

専用サーバー

共用サーバーが1台のマシンを複数人で共有、共用して使うのに対して、専用サーバーは利用者がサーバー本体1台を丸ごと専有できるプランです。

共用サーバーと違いroot権限まで付与されるため、サーバーのOSや設定、インストールするアプリケーションまで自由に変更できるのが利点です。

ただし、その分月額費用も高額なことが多いですね。

VPS(仮想専用サーバー)

VPSは共用サーバーと同じく1台のマシンを複数人で共用するのですが、特殊なソフトをインストールすることによりそれぞれの利用者に専用サーバーと同等の機能を提供してくれるプランです。

専用サーバーのようにハードウェアとしてサービスを提供するのとは違い、ソフトウェアによって仮想的に専用サーバーと同等の環境を提供するので、仮想専用サーバー(Virtual Private Server、略してVPS)と呼ばれています。

専用サーバーと同じぐらいの機能を使えて、それでいて専用サーバーよりは安く利用できる人気のプランです。

クラウドサーバー

クラウドサーバーについては各社サービスの展開の仕方が違うので、一概にこういうものだという言い方が難しいのですが、一言で言えばサーバースペックの拡縮が自由にできるVPSのようなものだと思ってください。

例えば、あなたがあるネットショップを運営していたとしましょう。

そのネットショップは春と秋にものすごいアクセスを集め、逆に夏と冬はあまりアクセスされないショップです。

この時、共用サーバー/専用サーバー/VPSの場合は、春と秋のアクセスを問題なく捌けるだけのプランを選んで契約しなければいけませんよね。

つまり、夏と冬の間、そのサーバーはオーバースペックになってしまい、コストの無駄になってしまう訳です。

ところがクラウドサーバーの場合は、アクセス数が増える春と秋だけサーバースペックを増強して、逆にアクセス数が減る夏と冬はサーバースペックを縮小して運用するということができるのです。

こうすることで、共用サーバー/専用サーバー/VPSでは無駄になっていたコストの無駄を省くことができるのですね。

各種サーバープランスペック比較

さて、それぞれのプランについてざっくりと簡単に説明しましたが、今度はそれぞれのプランのスペックの違いを比較してみましょう。

【各種サーバープランのスペック比較】
プラン 価格 性能・拡張性 柔軟性
共用サーバー ★★★
専用サーバー ★★★ ★★
VPS ★★ ★★ ★★
クラウドサーバー 従量課金制 ★★ ★★★

※星による3段階評価、星3つを最高、星1つを最低とします。

このように、プランによってそれぞれメリットとデメリットに違いがあるのだと理解してください。

なお、クラウドサーバーの価格については上述したようにその時利用したリソースの量によって変動するため、星は付けていません。

サーバープランは用途によって使い分けることが大事です

あまり理解する気の無い人にこういった話をすると「結局、どれが一番良いの?」といった質問をよくされます。(システムエンジニアあるあるですね、笑)

正直なところ、どのプランが一番優れているかというのはありません。

ただ、用途によってベストな選択肢というのは確かにあると思います。

ですので、サーバープランを検討する時は性能やサービスの違いを気にするのではなく、自分がサーバーを利用することで何をしたいのか、何をできるようにするべきなのかを整理して考えてみてください。

そうすれば、自ずと何が最適なのか見えてくると思いますよ。

▼管理人も使っている!超良コスパのレンタルサーバーはこちら!10日間お試しアリ▼

【エックスサーバーの代表的なプランの一例】
初期費用(税抜) 月額(税抜) 容量 転送量(日)
3000円 1000円 200GB 70GB
MySQL マルチドメイン サポート お試し期間
50個 無制限 電話/メール 10日間

▼レンタルサーバー探してますか?▼
レンタルサーバーおすすめ比較

【Check!】各社レンタルサーバーを目的別にご紹介!

このページの先頭へ