プログラミングにおすすめなレンタルサーバーの選び方
サーバープログラミングがしたい!
プロアマ問わず、プログラムを組める人なら一度はサーバー上でプログラムを動かしてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
そうでなくとも、何か自分のオリジナルアプリを作ってみたいと思ったことはあると思います。
例えば、実は私は「Taiyo Project」という名義でスマートフォンアプリの開発を行っていたりします。
こういった携帯アプリ/スマートフォンアプリの場合、全ての処理をアプリケーション側(つまり携帯端末側)に押し付けてしまうと、動作が遅くなり使い勝手が悪くなってしまいがちです。
そこで、負担の大きいと思われる処理や、携帯端末の外でやらせた方が楽な処理を、サーバー側でプログラミングして行うようにしました。
素人に毛が生えたような単純な処理ではありますが、中々上手く動いてくれて我ながら満足しています(笑)
プログラミングをするためのレンタルサーバーの選び方
さて話を戻しますと、実際にサーバープログラミングをしようと思った時、どのようなレンタルサーバーを借りれば良いのかが問題となりますよね。
特に初めてレンタルサーバーを借りるのであれば、月々どのくらいかかるのか、どのくらいの性能が期待できるのか、自分のやりたいことが本当に実現可能なのか、色々不安があると思います。
そこで、本記事ではプログラミングにおすすめなレンタルサーバーの選び方をお教えしたいと思います。
ぜひ、レンタルサーバーを選ぶ時の参考にしていただければと思います。
※本記事の最後におすすめのレンタルサーバーをまとめて紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。
1. サポート言語
最近のレンタルサーバーであれば、PHPを始めとして、PerlやPythonなどの基本的なプログラミング言語はサポートしていますから、ここでつまづくことはあまり無いと思います。
ただしC言語やC++、C#などのように、ソースコードのコンパイルが必要なプログラミング言語については、サポートしているレンタルサーバーも限られて来るでしょうから、この辺りの言語でプログラムを組みたいと思うのであればレンタルサーバーの仕様をよく確認するようにしてください。
2. セキュリティ
例えばですが、Facebookアプリなどを作ろうと思った場合、そのサーバーがSSL認証に対応していることが必須条件となるそうです。
個人の趣味や、比較的狭い範囲で公開するアプリケーション、プログラムならセキュリティを気にし過ぎる必要はありませんが、他社のAPIやインターフェースを使ってプログラミングを行う場合、上記のような制約が付く場合があります。
自分が今何を作りたいのか、もしくは今後何を作るつもりなのかを考えてレンタルサーバーを選ぶようにしましょう。
3. データベース
サーバープログラミングに付き物なのがデータベースです。
こちらも殆どのレンタルサーバープランでサポートされているリソースですが、格安なレンタルサーバープランだと全く提供してくれないところもあります。
また、インストールされているデータベースシステムも微妙に違っていることが多いので、もしプログラミングの中でデータベースに複雑な処理を任せようと思っているのなら重点的にチェックしておきましょう。
単純にデータの保持、取得(検索)、削除程度であれば、特に気にすることはありません。データベースが基本プランに含まれているレンタルサーバーを契約しましょう。
4. Cron
Cron(クーロン)とは、プログラムを定期的に実行してくれるサーバー側のデーモンプロセスです。
簡単に言えば、自分の組んだプログラムをタイマー(スケジュール)実行してくれる仕組みのことです。
なぜCronが重要かと言いますと、例えばサーバー側に任せたい処理の多くは、常に動作させておきたいプログラムだったり、定期的に実行させたいプログラムだったりしますよね。
しかし通常、レンタルサーバーというのは他のユーザー(契約者)と共用であることが多いです。
※1台のサーバー(パソコン)を数人で使っているのだと理解してください。
そしてそのような共用レンタルサーバーにおいては、常駐プログラムの起動・実行は原則禁止されています。
ですので、上記のように繰り返して実行させ続けたいプログラムを実現する場合は、プログラムのスレッドを常駐させるのではなく、Cronの設定を行って対応する必要があるのです。
ただしこのCronですが、やはりリソース不足の原因となりやすいため対応していないレンタルサーバーも結構多いです。
そしてCronに対応していないレンタルサーバーの場合、上記のようにプログラムを定期的に実行するといった動作は実現できなくなってしまうため、レンタルサーバーの契約前にしっかりと確認してください。
私の個人的な意見ですが、プログラミングが目的でレンタルサーバーを借りるのであれば、例え今すぐ必要でなくともCronが使えるレンタルサーバーを選んでおいた方が良いと思います。
5. ハードディスク容量
ハードディスク容量とは、サーバーのハードディスク内にどれだけのデータを詰め込んでおけるかという数値です。
例えばサーバープログラミングを行う場合、プログラム自体のサイズに加えて、データベースに最大でどれぐらいのサイズのデータを保存しておくのかなどを計算に入れてレンタルサーバーのプランを選ぶ必要があるでしょう。
ただし、それは規模の大きい本格的なビジネス向けのサービスやシステムを構築する場合の話です。
というのも、日々の技術の進歩によってデータを保存するためのディスクというのはどんどん小型化かつ大容量化が進んでいるのです。
近年では月々500円程で最大100GBまで使えるといったレンタルサーバープランもざらにあるので、趣味やその延長程度のプログラミングが目的ならば、契約に記載のある容量の最大値まで使い切ることはほぼ不可能と言えるでしょう。
それでも不安だという方は、とりあえず50GB程のレンタルサーバーを押さえておけば良いと思います。
6. データ転送量
レンタルサーバーを契約する際、初心者や不慣れな方は上記のハードディスク容量ばかりに目が行きがちなのですが、実はこのデータ転送量というのはハードディスク容量以上に重要なポイントなのです。
ハードディスク容量というのはサーバーにどのくらいのデータを詰め込めるかという数字でしたが、このデータ転送量とはサーバーとアプリ(クライアント)との間で月々どのくらいまでデータをやり取りできるかという数字なのです。
もっとわかりやすく言いますと、要は携帯電話のプランにあるような月々のパケット転送許容量だと思って下さい。
そして大抵の場合、各レンタルサーバープランでは月ごとにデータ転送量の最大値が設定されていて、このデータ転送量の数字を超えてデータ通信を行った場合に追加の支払いが発生します。
ですので、例えば動画や音楽などの比較的容量の大きいデータを頻繁にやり取りするようなプログラムを組んだ場合、このデータ転送量には相当に気を使わなければならないでしょう。
逆にテキストデータのやり取りや、WordPressなどのCMSを利用したブログやショップサイトの運営程度であれば、殆ど気にしなくても良いでしょう。
ちなみにちょっと良いレンタルサーバープランになると、このデータ転送量が無制限となっていたり、転送量の最大値を超えた場合も従量課金が発生しなかったりします。
この辺りはレンタルサーバーによってまちまちですので、気になる方は契約前にしっかりとチェックしておきましょう。
7. 月額料金
最後に月額料金ですが、これは自分の作りたいものがどれだけの規模になるかで大きく変わってくると思います。
例えばプログラミングの練習が目的だとか、ちょっとしたアプリケーションの公開が目的であるのなら、月々200円~500円程度に収まるレンタルサーバープランで事足りるでしょう。
最近のレンタルサーバーというのはどこの会社のプランを見ても本当に性能が高いため、そのぐらいの金額でも上で述べた全ての条件を満たすことができます。
また、大手レンタルサーバー会社であれば、その会社の下位のプランから上位のプランへの移行を行ってくれる場合もあるため、スモールスタートから次第に大きく展開していくといったことも可能でしょう。
逆に、最初からしっかりとしたシステム構築を目的としているのなら、月々1000円以上のレンタルサーバープランをおすすめします。
月1000円ぐらいの価格となると、安価なレンタルサーバープランに比べて各種サービスが本当に数段グレードアップしてくる傾向にあります。
もちろんサーバー(パソコン)自体の性能も高く、共用だということを感じさせないパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
私が選んだ、プログラミングにおすすめのレンタルサーバー
最後に、私が選んだプログラミングにおすすめのレンタルサーバーをいくつか紹介したいと思います。
どれも大手のレンタルサーバー会社が運営をしているものですので、信頼度も抜群ですよ。
ぜひレンタルサーバー選びの参考にしてくださいね。
※最小プランや特別プランなどでは上述した選び方の条件を満たしていない場合があります。詳細は各社公式サイトにてご確認ください。