会社・業務用レンタルサーバーにCPIをおすすめする7つの理由
法人向けのレンタルサーバーとして、どの比較サイトにも必ず名前が挙がるのがKDDIの【CPIレンタルサーバー】です。
しかしその知名度とは裏腹に、どのサイトもCPIレンタルサーバーの魅力や強みを全く伝えられていないなと、私は常々感じていました。
そこで本記事では、なぜCPIが業務用のレンタルサーバーとしておすすめなのか、他社のレンタルサーバープランと一体何が差別化されているのか、それらについて詳しく説明したいと思います。
CPIでしか得られないメリット
CPIの特徴やメリットとしてHDD容量やデータベースなどが無制限に利用できるというのが第一に挙げられるのですが、ここではそんな当たり前のことには言及しません。
そうではなく、今この記事を読んでいるあなたが「なるほど、そういうことならCPIしか考えられないな!」と納得できるような情報をお伝えしましょう。
メリット① KDDIという圧倒的なブランド力で対外的な信頼を得られる
ビジネスの場において信頼や信用というのは中々得難いものだというのは、お仕事をしていて常に感じていることだと思います。
例えば、今、私があなたに名刺をお渡ししたとして、その名刺に書かれた企業の名前がどこの馬の骨とも分からない中小企業のものだった時と、Google社やApple社のように世界的な大企業のものだった時とで、あなたの私に対する印象は全く違ったものになりますよね。
前者であれば「ふーん」ぐらいのもので、後者であれば「えっ!?本当に!!?」ぐらいは違うでしょう。声や表情には出さずとも、前者と後者で大分違った心境になることは間違いないはずです。
さて話を戻しますと、例えばビジネスの商談の時にお客さんに安心感を与えられるセリフは果たしてどちらでしょうか?
- 「うちはロリポップのサーバーにデータを置いています。だから安心です。」
- 「うちはKDDIのサーバーにデータを置いています。だから安心です。」
お客さんがレンタルサーバーサービスに詳しい方ならば、ロリポップのサーバーに業務用のデータを置いているような会社と重要な取引はしたくないでしょうね。
ロリポップも良いサービスですがそれはあくまで個人利用の範疇の話であって、法人向けのレンタルサーバーとしてはセキュリティー面などにやや不安が残ります。
それに比べて後者であれば「ああ、KDDIのサーバーならしっかりしてるし安心できそうだ」と思ってもらえるはずです。
逆に、お客さんがレンタルサーバーに詳しくなかったとしても、やはり後者の方が聞き慣れた大企業の名前が出るので安心感を持ってもらえます。
KDDIは2000年に発足し、電気通信事業においてはNTT最大のライバル企業として認知されている超が付くほどの大企業です。
「虎の威を借る狐」ではないですが、昨今では企業の生命線とも言える重要なデータをどこに預けているかによって、あなたの会社や商談の信頼度が、天と地ほどに違ってくる可能性があります。
サーバーの性能や信頼性をつらつらと説くよりも、「あのKDDIのサーバーですから!」と一言ドンと出した方が、お客さんは安心してくれるのかもしれませんね(笑)
メリット② ドメインごとに用意された管理画面でスマートな運用ができる
通常のレンタルサーバーでは用意されている管理画面(コントロールパネル)は1つで、そのコントロールパネルの中でドメインを切り替えたりして設定の変更や編集をしていきます。
しかしCPIでは各ドメインごとに1つずつ管理画面が用意され、それぞれ独立したものとしてサイト・サービスの管理が行えるんです。
これは大量のウェブサイトやサービスを運営する時に非常に便利です。
どういうことかと言いますと、例えば4~5サイトぐらいの運営でしたらコントロールパネルなんて1つあれば十分なんです。
サーバー内のどこのフォルダに何が置いてあるか、4~5サイト分ぐらいであれば人間一人の脳みその中に全てインプットできます。
しかしこれが10サイト、20サイトと増えていったら……管理者が混乱してヒューマンエラーが増える未来が容易に想像できるかと思います。
そんな時に、ドメインごとに管理画面を分けることができたらどうでしょうか?
AというサイトのデータをBというサイトに設定してしまう、みたいなミスは絶対に起きなくなりますよね?
その他にも混乱を避けるために取っていた施策やかけていたコストをバッサリと切り捨てることができるため、結果的にサーバーの運用がスマートに行えるようになります!
一見地味に思える機能ですが、大量のドメインを抱えることになった時に、あるとないとでは大違いの重要な機能だと私は思いますね。
メリット③ 本番サーバーと同じ環境のテストサーバーが無料で使える
CPIには「スマートリリース」と呼ばれるテストサーバー環境があり、全プラン無料で使うことができます。
例えば普通のレンタルサーバーの場合、サイトをリニューアルしようとしたなら現在稼働している本番環境を直接編集するか、社内または社外に別途サーバーを立てて仮想的に動作確認をするという選択肢しか取れなかったと思います。
まあ単なるウェブサイトの更新だけならそこまで神経質になる必要はありませんが、絶対に失敗することができないサービスのリニューアルなどになると、テストサーバーの仕様から打ち合わせで決めていく必要が出て来ると思います。
テストサーバーは本番サーバーと全く同じ環境にするのが原則ですが、実際に開発・運用をしているとそうはできないケースというのもままありますよね。
仮に本当に全て同じ仕様でテストサーバーを組めたとしても、回線のバックボーンなどのように目に見えない部分まで本当に同一かと言われたら答えに詰まってしまうことでしょう。
しかし!
CPIのスマートリリース機能を使えば、回線のバックボーンまで含めて全て本番サーバーと同じ環境でウェブサイトやサービスのテストができてしまうんです!
これによりテスト環境と本番環境の差異を無くし、サイトやサービス更新のリスクを最小限に抑えることができます。
しかもテストサーバーから本番サーバーへのファイルコピー・転送もワンタッチで行えるため、コピー漏れや間違ってファイルを削除してしまうなどの人的ミスも確実に防ぐことができます。
メリット④ 実質30日間、無料でお試し運用ができる
ちょっとえっちな話ですが、まずCPIの共用サーバープラン【ACE01】には10日間の無料お試し期間があります。
この期間内であれば支払いをせずとも無料でCPIを利用することができます。
そしてさらにCPIでは20日間返金保証と称して、初回契約開始日から20日間以内であればレンタルサーバー料金を全額返金してくれるという制度を採用しています。
これを利用すれば、実質30日間に渡ってCPIを無料で使うことができちゃうんですね!
CPIレンタルサーバーの実際の性能・スペックやサーバー障害の発生率などを体感したい、そういったビジネスの意思決定に必要不可欠な要素を、約1ヶ月間に渡ってしっかりじっくりと確認することができます。
ですので、専用サーバーを検討している方で試用期間が欲しい場合は、一度共用サーバープランを申し込んだ方が良いかもしれませんね。(返金制度は共用・専用どちらのプランにもあります。)
メリット⑤ SLA(品質保証制度)によりサーバー運用のコストとリスクを最小限に抑えられる
CPIではレンタルサーバーながら稼働率100%を保証しています。
レンタルサーバーにおける稼働率100%という言葉は実際に稼働率100%を保証するのではなく、万が一の障害発生時にはサーバーがダウンしていた時間に応じて一定の割合でサーバー料金を返金しますよ、という制度のことを指します。
ただしもちろん、CPIは元々の安定性が非常に高いですので、実際に返金対応にまで至ったケースというのは今のところ聞いたことがありません。
※返金されるのはあくまでもサーバー料金のみです。サーバーダウンによって発生した機会損失の被害額は返金対象外ですのでご注意ください。
メリット⑥ 他サーバーからの移転・引っ越し代行サービスで失敗のない確実なサイト移転ができる
CPIでは他サーバーからCPIレンタルサーバーに移転する際のデータ引っ越し作業の代行サービスも行っています。
1サイトあたりの移転費用の目安が258,000円からとややお高めな印象ですが、テストサーバーの時と同様に絶対に失敗する訳にはいかないサービスの移転などの時には遠慮なく頼るべきではないでしょうか。
この辺りはサービスがダウンした時の機会損失などの被害規模と引っ越し代行費用とで、どちらが高額になるかを試算して決めれば良いと思います。
無理して代行サービスを使うことはありませんが、小銭をケチって大銭を失うのももったいないですからね。きちんとそろばんを弾きましょう(笑)
メリット⑦ 共用サーバーであっても潤沢なリソースを使用できる可能性がある
※画像出典:503エラーを防ぐ!Web屋が知っておくべき503エラーの原因と対処 – 知らないと損をするサーバーの話
これは可能性の話ですが、はっきり言ってCPIはレンタルサーバーとしては他社サービスと比べて非常に金額が高いです!
もちろんそれだけのサーバースペックを用意しているというのもありますが、それにしても共用サーバーですら毎月4000円ととても高価で、少なくとも個人で利用しようと考える人はいないぐらい高いです。
ただ逆に言いますと、それは1つのサーバー内に詰め込まれるユーザーの数も非常に少ない可能性があるということですね。
そのため結果的に、たとえ同等の性能のレンタルサーバーであったとしても、CPIの方が潤沢にサーバーリソースを使用できるかもしれないんです。
この辺りは公式に数字が出ていないので推測でしかないのですが、利用者の口コミを見ると「CPIのサーバーはめちゃくちゃ速い」といったものが目立つため、あながち間違った考えでもなさそうかなと思ってます。
最後の段落「CPI以外でおすすめの法人向けレンタルサーバー」に飛んじゃってください。m(_ _)m
CPIサーバー性能詳細
CPIでしか得られないメリットについては十分に理解してもらえましたか?
ここからはCPIの最大のセールスポイントでもある「無制限」という単語について、より深く掘り下げていきたいと思います。
というのも、無制限って「制限が無い」という意味ですが、逆に言えば「しきい値を運営側が自由に決められる」ということにも繋がるんですね。少なくともレンタルサーバー業界ではそういう使われ方をしています。
ですので、CPIが無制限だと主張する各機能について理論上の上限値などが存在するのか、その他の気になる機能・ポイントと一緒にCPIサーバーの内部に詳しい方(持つべきものは友達ですね、笑)に直接聞いてみました!
※なお、質問は全てCPIの共用プラン「シェアードプラン ACE01」を想定してのものです。専用サーバーは全てにおいて共用プランの上位互換になるそうです。
質問① ハードディスク容量、データベース、マルチドメイン数に上限値はあるか?
ハードディスク容量の目安としては100~200GB、データベースやマルチドメインには目安は設けてないけれど、他のユーザーに対して影響が出るような利用が見受けられた場合、CPIサポートから「相談」という形で問い合わせが飛んでくることがある。
質問② 1日の転送量に上限値はあるか?
月間50GBが上限の目安値。しかしこれはあくまでも目安であり、100GBの転送量でも問題ない場合もある。
ただ、例えば【1時間に100GB】を転送するような使い方をすると、質問①と同様にCPIサポートから「相談」の連絡をもらうことになる。
質問③ サーバー同時接続数に上限値はあるか?
基本的に上限は無し。他ユーザーに影響が出ない限りは特に気にしなくていい。
質問④ Let’s Encryptみたいな無料の独自SSL機能を提供する予定はあるか?
現時点(2019年3月)では未定、おそらくは今後も提供はしないと思う。
ここまで頑なに提供しない理由は分からないが、ひとまず対外的には「Let’s Encryptはフィッシングサイトなどでも使われているため、ユーザーに提供できるレベルのサービスではない」ってことらしい。
ただ、運営側も焦りは感じているのか「指定した期間中にサーバー契約をするとSSLサーバー証明書が1ドメイン分無料でもらえる」みたいなキャンペーンは打ち出し始めているので、今後ちょっとずつ変わっていく可能性はある。
質問⑤ CPIレンタルサーバーはどのようなニーズを持った人におすすめなのか?
基本はやっぱり法人ユーザー。割合までは分からないけど、少なくとも半数以上は法人ユーザーだと思う。
用途として多いのは、コーポレートサイトや業務用のメールサーバーみたいな恒常的なものを主ドメインで構築しつつ、キャンペーンサイトや特別なサービスの告知みたいな突発的・一時的なものをマルチドメイン機能を使って期間限定で利用する、みたいな感じかな。
他の安価なレンタルサーバーだと品質の高いって言われてるところでも他ユーザーの影響を受けやすいけど、CPIは法人ユーザーが多い=無茶な使い方をするユーザーが少ないから、常に安定したサーバー環境が期待できるって点もメリットではある。
安価なレンサバですと非常にリスクの高い環境のように思えますが、法人ユーザーばかりであれば1ユーザーあたりのリソース占有率もそこまで高くないでしょうし、CPIは思った以上にコストパフォーマンスに優れているサービスなのかもしれません。
CPIを利用する上で注意したいこと
なお、大手KDDIが運営するCPIですが、やはり悪い口コミや噂というのもチラホラと見かけます。
その中でも複数のユーザーが言及していた口コミについて、その内容をご紹介しておきたいと思います。
注意点① サポートの品質が悪い
悪い口コミの中で最も多かったのが、メール・電話によるサポート担当の対応が非常に悪いというものでした。
例えばあるユーザーは「サーバー障害が原因で自分のサイトにアクセスできなくなっている」とサポートに問い合わせても、「本当にサーバー障害ですか?あなたの操作ミスではないですか?」とでも言いたげな雰囲気でまともに取り合ってくれなかったそうです。
で、しばらくするとCPI公式ページの障害情報一覧にしれっと「○日の○時から○時の間にサーバー障害が発生し~」と掲載されていたんだとか。
もちろんその間にサポートから折り返しの連絡などは無く、そのユーザーはただただ嫌な思いをさせられたと語っていました。
その他にも似たような証言がいくつかあり、とにかくユーザーからすると「CPIのサポートはサポートの意味を成してない」というのがイメージとしてあるようです。
これは私も “さくらのレンタルサーバー” で似たような経験をした覚えがあります。
以前私はさくらのレンタルサーバーを使っていたのですが、利用開始前に下調べした時に「さくらはサポートが最悪」といった口コミを結構よく見かけたんですね。
その時私は「さくらみたいな大手がそこまで酷いサポートをする訳がない、きっとこのユーザーが間抜けな使い方をしたんだろう」って思ってしまったんです。
それでまあ、詳細は省きますが、その数年後に間抜けなのは自分だったということに気付かされた訳です(笑)
酷い酷いと言われていたけど、あんなに酷いとは正直思っていませんでした!(# ゚Д゚)
という訳で、全てがとは言いませんがCPIのサポートには少なくともどこかしら品質の悪い点があるのだと思います。でなければああいった口コミは出てきませんから。
(口コミ参考) CPIの評価・評判 – レンタルサーバー比較.website
「これこれこういう理由でおたくの障害だとはっきり判明している。つべこべ言わず今すぐに対応しろ!」ぐらい強く言える方をCPIとの窓口担当に置くと良いかもしれません。
大手KDDIが運営する~と上では言いましたが、逆に大手だからこそ驕りが生まれているのかもしれませんね。
注意点② 小規模利用にはオーバースペック過ぎる
言うまでもなく、CPIは個人事業などの小規模での利用には全く向いていません。
唯一、クライアントとの商談が上手くまとまるかなってぐらいで、それ以外のメリットを享受することはほとんどないでしょうね。
仮に法人の方が会社の業務用に借りるのだとしても、上で述べたCPIでしか得られないメリットが必要ないのであれば、わざわざ費用の高いCPIを選ぶ必要はないでしょう。
注意点③ 意外とメンテナンスが多い
これは2013年ぐらいの口コミなのですが、稼働率100%と言っている割に意外とメンテナンスや障害が多いといったコメントが見られました。
サーバー障害やダウンって大抵の場合、私たちが気づかない内に発生して気づかない内に収束してるんですよね……。
CPIのサービスを疑う訳ではありませんが、もし可能ならCPIサーバーの毎月の稼働状況を監視できるような仕組みを事前に作っておくと良いかもしれません。
SLA(品質保証制度)による返金対応も基本的にはユーザー側からの申告でしか行われませんからね。
(参考) 障害・メンテナンス情報 – CPI
CPIレンタルサーバーについてまとめ
さてさて、ここまでCPIのレンタルサーバーサービスについてこんこんと説明してきましたが、要点をまとめると次のような感じです!
- CPIには他社レンタルサーバーサービスには無い特別な機能やメリットが間違いなく存在する。
- ただし、それ以外の点においては業界最高峰という訳ではない。
従って、CPIにしかない機能やメリットに、あなたとあなたの会社が必要性を感じるのであれば、ぜひこの機会にCPIを使い始めるべきでしょう。
法人向けのレンタルサーバーは国内にいくつかありますが、CPIのような大規模運用向けの機能を提供しているところは他にはありません。
CPIはまさにオンリーワンの法人向けレンタルサーバーなんです。
逆にCPIの機能に必要性やメリットを感じないのであればCPIを選ぶ必要は全くありません。
性能だけで見るならCPIよりも高性能なレンタルサーバーはいくつもありますし、その中でわざわざ高額な費用のかかるCPIを選ぶ意味は無いです。
良くも悪くも他社レンタルサーバーサービスとはっきりくっきり差別化されているサーバー、それがKDDIのCPIレンタルサーバーです。
CPI以外でおすすめの法人向けレンタルサーバー
ちなみにCPI以外でおすすめの法人向けサーバーがあるかと言われたら、サーバー性能やサポートの品質まで含めて総合的に大絶賛でおすすめするのがエックスサーバーです。
10万人のアクティブユーザーをかかえる私のAndroidアプリ「2chまとめリーダー」のサーバープログラムを苦もなく稼働させられるサーバースペックを持ち、サポートもこれ以上ないぐらいにガチで懇切丁寧。
個人~個人事業のレベルで利用するならエックスサーバー以上のレンタルサーバーは国内にはまずありませんし、法人レベルでの利用も十分に検討できるぐらい信頼に値するサービスを提供してくれる会社です。
CPIのような特殊な機能やメリットが必要なく、それでいてCPIよりも高い性能のサーバーを借りたいと思っているのなら、私はエックスサーバーしかないと断言します。
こちらも10日間の試用期間がありますので、必要があるなら試してみてくださいね。