格安レンタルサーバー比較、さくらとロリポップはどっちがお得?

格安レンタルサーバーの雄、さくらとロリポップ!

日本国内の格安レンタルサーバーにおいて特に強いサービスを挙げるとしたら、さくらのレンタルサーバーとロリポップ!の2つだと思います。

500円帯のプランに目を向ければ、双方が高機能かつ高安定性でビジネスにまで使えると謳っているだけあって、どちらが優れているかというのは素人目には判断が付きません。

そこで、さくらのレンタルサーバーとロリポップ!はどちらがどのように優れているのか、各機能毎に比較してみました。


さくらとロリポップ!のサーバー機能比較、お得なのはどっち!?

まず最初に、さくらのレンタルサーバーとロリポップ!それぞれの代表的なプランのスペックを見比べてみましょう。

【さくらのレンタルサーバーの代表的なプランの一例】
初期費用(税抜) 月額(税抜) 容量 転送量(日)
953円 429円 100GB 80GB
MySQL マルチドメイン サポート お試し期間
20個 20個 電話/メール 14日間
【ロリポップ!の代表的なプランの一例】
初期費用(税抜) 月額(税抜) 容量 転送量(日)
1500円 500円 120GB 100GB
MySQL マルチドメイン サポート お試し期間
30個 100個 電話/メール 10日間

とまぁこのように、ざっと比較するとロリポップ!の方がやや性能・機能面で上ですね。

もっとよく比較するために、各機能毎に1つ1つ見て行きましょう。

さくらとロリポップ、各機能毎の比較

初期費用について比較

これはさくらのレンタルサーバーに軍配が上がってますね。

ただ、初期費用はその名の通り最初に1回だけ掛かる費用ですから、言い換えればたった500円の差しかありません。

ですので、初期費用にあまりこだわる理由は無いと私は考えます。

月額料金について比較

こちらも比較してみると、僅かながらさくらのレンタルサーバーの方が安いですね。

月額料金は毎月掛かる費用ですので、仮に5年10年と使い続けるのでしたらそれなりに大きい金額になってきます。

ただ、そうは言ってもひと月たったの71円差、年間にしても852円しか違いがありませんので、月額料金だけでどちらのサーバーか決めるのは早計と言えるでしょう。

ハードディスク容量について比較

ハードディスク容量はロリポップ!の方が大きいですね。

しかも20GBの差なので、これは結構大きい差だと思います。

より大容量のレンタルサーバーを借りたいと思っているのでしたら、ロリポップ!の方が優勢かもしれません。

1日あたりの転送量上限について比較

転送量上限値もロリポップ!の圧勝です。

ただし、昨今のインターネット事情から言えば1日あたりの転送量上限は最低20GBは欲しいと私は思っていて、さくらもその数値はクリアしているのでまあ及第点かなといったところですね。

プロブロガーを目指すとかビジネス(個人事業)用途で使いたいのであればロリポップ!を選ぶべきですが、そうでないならまあどちらを選んでもそこまで差は感じないでしょうね。

MySQL使用可能数について比較

微妙な差ですが、単純に比較すればロリポップ!に軍配が上がりますね。

まぁ、数多く使えることの何がメリットなのかと言われると、これだ!というのがいまいちありませんね。

しいて言えば、1つのデータベース内にたくさんのテーブルを作るとアクセスが遅くなるかもしれない、ってだけです。

それも余程の大きさでない限りは体感できるかどうかも怪しいので、微妙っちゃ微妙な差です。

マルチドメイン使用可能数について比較

ここは大きく引き離されてますね、マルチドメイン使用可能数についてはロリポップ!の圧勝です。

ただ、ある意味ここはサーバー会社側の思惑が色濃く出ている部分だと思います。

どういうことかと言いますと、多分さくらのレンタルサーバーは、ペラサイトやサテライトサイトのような質の低いWebサイトを自分のサーバー上で作って欲しくないのだと思います。

それよりは、品質が高くて毎日1千人とか1万人とかが訪れるサイトを作って欲しいと思っているのでしょう。

だから、マルチドメイン数が少なくて転送量上限が高いのです。

それに比べてロリポップ!の方は、どちらかと言えばペラサイトやサテライトサイトを容認していて、品質が低くても良いからロリポップ!のサーバー上にたくさんWebサイトを作って欲しいと思っているのでしょうね。

もちろんそういった低品質サイトにはユーザーはあまり訪れません、だからマルチドメイン数が多くて転送量上限が低いのでしょう。

比較してみるとこういうことが薄ぼんやりと見えてくるから面白いですよね(笑)

プログラミング対応について比較

上記スペック表には載せていませんが、各種プログラミング言語への対応についてはどちらも業界最高レベルです。つまり引き分けです。

Cronと呼ばれるプログラム定期実行機能も保有していますし、さくらもロリポップ!もユーザーが多いため、公式ヘルプ以外にも情報を載せているページがインターネット上には山程あります。

ですので、プログラミングに関してはどちらも心配いりません。

しかし、唯一気をつける点があるとすれば、上述の転送量上限値ですね。

サーバー上でプログラムを動かす際、処理の内容によってはこの転送量が跳ね上がってしまうことがあります。

その場合、ロリポップ!よりもさくらの方が先に音を上げてしまうため、そこだけは要注意です。

稼働率、サーバー安定性について比較

サーバーの安定性については、どちらも稼働率99.99%を謳っています。

ですので、普通に使う分にはまぁどちらも問題なく使えると思います。

サポート体制について比較

さくらは平日は電話・メール、土日祝日はメールのみ。

ロリポップ!はメールは全日24時間対応で電話は平日のみ、ただしチャットサポートは土日も可、といった体制です。

こちらも特に変なことに使わないのであれば普段お世話になることもないので、どちらを選んでもいいでしょう。

ちなみに私は個人事業用途で以前さくらを使っていましたが、トラブル発生時にサポートセンターの担当者が全く役に立たずやきもきさせられた経験があります。

またロリポップ!の方もサポートの評判の悪さには定評のあるGMOグループですので、もしあなたがビジネス用途でレンタルサーバーを借りようと思っているのならエックスサーバーなど他の高機能サーバーを検討した方が良いです。

お試し期間日数について比較

さくらのレンタルサーバーは14日間、ロリポップ!は10日間と、さくらの方がやや多いですね。

とはいえ、こちらも初期費用同様に最初しか恩恵が得られない要素ですので、ここの優劣で契約するサーバーを決めることはないでしょう。

さくらとロリポップ!、格安レンタルサーバー比較総論

さて、さくらのレンタルサーバーとロリポップ!の2つの格安レンタルサーバーについて比較をしてきましたが、あなたはどちらが優れていると感じましたか?

私は同じ価格帯で借りるならロリポップ!の方が優れていると感じています。

理由としてはやはり1日あたりの転送量上限値がロリポップ!の方が高い点ですね。

転送量というのはサーバーが使われれば使われるほど比例して大きくなるもので、ハードディスク容量よりも節約が難しい要素です。

なので、転送量上限に余裕があるというのはレンタルサーバーを決める上で大事なことなのです。

もちろん、どういった用途で利用するかでこれらのデメリットがメリットに変わる部分もあるのですが、もしあなたがレンタルサーバーを借りるのが初めてだと言うのであれば、私はさくらのレンタルサーバーをおすすめしますよ。

ぜひ検討してみてくださいね。

>> 管理人によるさくらのレンタルサーバーの分かりやすい解説はこちら

>> 管理人によるロリポップ!の分かりやすい解説はこちら

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【エックスサーバーの代表的なプランの一例】
初期費用(税抜) 月額(税抜) 容量 転送量(日)
3000円 1000円 200GB 70GB
MySQL マルチドメイン サポート お試し期間
50個 無制限 電話/メール 10日間

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