以前のSEO対策とこれからのSEO対策
以前のSEO対策は外部SEO対策至上主義でした
前回の記事「SEO対策とは」でも少しだけ登場しましたが、一昔前までのSEO対策は「どれだけ多くのリンクを集めることができるのか」に焦点が置かれてきました。
つまり、以前は外部SEO対策こそが至上のSEO対策だとされていたのです。
そのため多くの人たちが、膨大な時間と労力とお金を投資して強大なリンク群を形成し、自分のサイトを上位に表示させようと躍起になっていました。
ただ・・・、この外部SEO対策至上主義には、ある問題があったのです。
それはサイトユーザー(読者、訪問者)のためにならない内容の薄いWebサイトが、被リンクの数が多いからという理由だけで検索順位の上位に表示されてしまうといったものでした。
Google検索の目標はあくまでも「ユーザーの役に立つこと」であり、「被リンクの多いサイトを上位表示すること」ではありません。
つまりこの結果は、Googleが目指すところとは全く別の見当違いの結果となってしまったのです。
そこで彼らは検索順位を決定するアルゴリズムにある大幅な変更を加えました。
このアルゴリズムの変更により、これまで多くのWebサイト運営者が行なっていた過度な外部SEO対策は全て違反とみなされ、被リンクが多いだけで内容の薄いサイトは検索結果から駆逐されたのです。
※この変更は通称「パンダアップデート」と呼ばれ、現在でもバージョンアップ作業が続けられています。
これからのSEO対策はコンテンツ至上主義です
ある意味、外部SEO対策というのは自分の力を必要としない小手先の技術だったと言えます。
そしてこれからの時代では、そういった小手先の技術ではなく本当に高いWebサイトの運営技術を要求されています。
と言っても、やっていることは極々当たり前のことで、「自分のサイトに来てくれたユーザーに対して役に立つ情報を教えてあげる」、ただそれだけです。
正直、これさえできていればSEO対策は成功したも同然です。
上述したように、Google検索の目標はあくまでも「ユーザーの役に立つこと」なのですから。
どういったサイトがユーザーの役に立つサイトなの?
ちなみに、Google検索が「ユーザーの役に立つ」と判断する基準として、以下のようなものがあります。
- 記事の更新頻度が高い(週1以上、できれば毎日)
- 記事数が多く、1記事毎の文字数も多い(600文字以上)
- 記事毎にテーマが絞り込まれていて、かつテーマに対するキーワード出現率が最適化されている(内部SEO対策の1つ)
- 自然なリンクが貼られている(適度な外部SEO対策が施されている)
もちろんこれだけではありませんし、これらの内1つぐらいなら欠けたとしても上位表示される場合もあります。
ですが、上記に挙げたポイントを全て満たしたWebサイトを作ることができれば、少なくともそのWebサイトの運営で失敗することはないでしょうね。
サイト訪問者に対して、最高のおもてなしをしましょう
このように、これからのSEO対策のコツは「サイト訪問者にあなたの持ち得る情報の全てを提供し、最高のおもてなしをする」ことです。
自分のWebサイトを大人気のサイトにしたいのであれば、このことを常に念頭に入れてサイトを運営していきましょう。
難しく考える必要はありません。
常識に当てはめて、やるべきことをきちんとやろうとすれば良いだけなのです。
それがこれからのSEO対策です。