格安レンタルサーバーを借りる際の注意点
あなたはレンタルサーバーにいくらお金をかけられますか?
ブログを始めたい、アフィリエイトで稼ぎたい、プログラミングを組んでみたい・・・、レンタルサーバーを借りようと思う理由は人それぞれだと思います。
もちろんこれらは、一般的に公開されている無料サービスでできる場合もあります。
しかし、もちろん無料サービスの中でできることには限りがあり、それ以上自由にやるためにはレンタルサーバーを借りる必要が出てきますね。
さてそこで、あなたは一体どれだけのお金をレンタルサーバーにかけようと思いますか?
この記事では格安レンタルサーバーを借りる際の注意点について解説して行きますので、それを読みながら考えてみてください。
格安レンタルサーバーを借りる時、まず大事なのは基本性能
レンタルサーバーを借りる際に大事なのは、やはり容量などの見た目で分かる基本性能でしょう。
以下に格安レンタルサーバーを借りる時にチェックしたい項目を挙げておきます。
- HDD(またはHDD+SSD)容量
- データ転送量
- データベース数
- マルチドメイン数
- サーバー稼働率
- Cron機能の有無(※プログラミング用途のみ)
- 公式サイトがしっかりしているか
これらについて、簡単に説明して行きます。
格安レンタルサーバーの注意点① HDD(またはHDD+SSD)容量
データをいくらサーバー上に置くことができるか、その量です。
基本的に多ければ多い程便利です。
格安レンタルサーバーの注意点② データ転送量
1日のうちにダウンロード/アップロードできるデータの総量です。
個人の趣味のブログやホームページ程度であれば、1日5GBも使わないでしょう。
ネットショップのように不特定多数の人が訪れるサイトや、画像や映像、音声などをメインコンテンツとするサイトは、1日10GB以上からを見積もったほうが良いかもしれません。
格安レンタルサーバーの注意点③ データベース数
格安レンタルサーバーではデータベースが使用できないものもあります。
このデータベースが無いとWordPressなど一部のCMSが利用できませんので注意してください。
※MySQL、PostgreSQLなどがデータベースにあたります。
格安レンタルサーバーの注意点④ マルチドメイン数
独自ドメインをいくつ設定できるかといった数です。
自分のサイトを運営する上で、URLにもこだわりたいのでれば要チェックでしょう。
一昔前は格安レンタルサーバーでは対応していなかったりしましたが、今は殆どのレンタルサーバーが対応してくれてますね。
格安レンタルサーバーの注意点⑤ サーバー稼働率
簡単に言えば、1年のうちどのくらいサーバーが正常に動いてくれるか、といった数字です。
この数字は公開していない会社も多く、下手なところに当たるとものすごいストレスが溜まるので要注意ですね。
格安レンタルサーバーの注意点⑥ Cron機能の有無(※プログラミング用途のみ)
プログラムの定期実行機能のことです。
毎日決まった時間にバッチ実行したいなど、そういった目的があるのなら必須ですね。
逆にプログラミングをしないのであれば全く関係ないので、無視して大丈夫です。
格安レンタルサーバーの注意点⑦ 公式サイトがしっかりしているか
これは私の個人的な意見ですが、公式サイトの作りが悪い、または古臭いところは止めておいた方が良いです。
そういったところは既に新規ユーザーの誘致を諦めて、既存ユーザーのメンテナンスのみに注力している場合が多いからです。
また、性能面から見てもそういったところは「こんなに高いのにこれだけしか使えないの?」といったものが多いです。
格安レンタルサーバーは目に見えない箇所の品質が悪いことも・・・?
さて、問題なのは目に見えない箇所の品質・・・、それは「サーバーのセキュリティ」です。
先ほど記事の中でちらっと紹介した格安レンタルサーバーの代名詞格「ロリポップ!」ですが、実は2013年8月に大規模なハッキング攻撃を受けてしまったのです。
ハッキング攻撃自体はレンタルサーバー業界としてはさほど珍しいことではないのですが、この時はロリポップ側のサーバーの脆弱性を突かれたため被害を受ける結果となりました。
疑い出したらキリがないのですが、格安レンタルサーバーではこういった目に見えない箇所でコストを削減している可能性がありますね。
格安レンタルサーバーが格安な理由を考えましょう
何も、格安レンタルサーバー全てが悪いという訳ではありません。
月々500円以内で借りられるような格安レンタルサーバーはお試しで使ってみるには持ってこいのサービスですし、学生や主婦まで本当に幅広い人が使えるというのも素晴らしいと思います。
ただ、格安にするからには、やはりどこかでコスト削減をしているのだと理解しましょう。
それは例えば容量や転送量などの目に見える性能の部分かもしれませんし、後述したサーバーセキュリティのような隠れた部分かもしれません。
冒頭の「一体どれだけのお金をレンタルサーバーにかけようと思うか?」という質問は、言い方を変えれば「自分がこれからやろうと思っていることにどれだけのコストをかけられるか、またはかけるべきだと思うか」という質問なんです。
しっかりと考えてから、後悔しないように決めてくださいね。